福田公認会計士事務所 > 記事コンテンツ > 事業再構築補助金とは?他の公募との補助金の違い
国は、コロナ禍などの影響により、コロナ前より売上が10%以上落ち込んだ中小・中堅企業向けに「事業再構築補助金」を交付しています。
事業再構築支援金は、様々な要件に該当する企業が申請可能で、書類審査により採択された企業が受け取れます。
本記事では、事業再構築補助金と他の公募との補助金との違いについて解説します。
事業再構築補助金とは、コロナ禍により厳しい経営環境にある中小・中堅企業向けとなっています。
事業再構築補助金の概要は、以下の通りです。
新規事業参入、事業転換、業種転換による既存の収益構造からの脱却を目指すため、大規模な経営改革が求められます。
今までの事業への追加投資は想定していないため、既存事業の収益の強化などには使えません。
大規模な設備投資、賃金や経費負担への補助による事業展開を想定し、事業にかかる様々な費用に使えます。
年間報告が必要な事業年数も5年と長期にわたるため、本格的に新規事業に参入したい企業向けです。
通常枠、大規模賃金引上枠、グリーン成長枠、緊急枠などが設けられ、それぞれ要件が異なり、補助金額や補助率も異なります。
様々な要件があるため、全ての要件を満たすのは、企業には容易ではありません。
他の補助金と比較すると、要件に該当していることを示す書類の用意や事業計画書の策定など書類をそろえる手間や労力がかかり、相当の準備期間が必要です。
特に規模の小さい企業では、事務負担が大きくなります。
しかし、事業再構築補助金は、補助金の額や補助率が他の補助金と比較すると、多額で、借入金とは違い、返済不要です。
資金調達が厳しい中小・中堅企業にとっては、魅力的です。
事業再構築補助金の申請についてご相談したい方は、福田公認会計士事務所へご連絡下さい。